皮膚科のまつげ美容液「グラッシュビスタ」の効果はスゴイ!けど要注意
日本の皮膚科や美容外科などの医療機関で採用されているまつげ美容液といえば、アラガン社のグラッシュビスタが有名です。
少し前までは、まつ毛育毛といえばルミガンという緑内障用の目薬が流行ったのですが、このグラッシュビスタはそれに変わるまつ毛育毛専用の育毛剤(美容液)。2014年3月に厚生労働省に認可されました。
ここでは、皮膚科のまつげ美容液「グラッシュビスタ」の効果やメリット・デメリットを詳しく掘り下げます。
皮膚科のまつげ美容液はまつ毛を伸ばす「薬」
まつ毛育毛美容液は、ルミガン、ラティース、ラティッセ、グラッシュビスタなどの製品がありますが、現在日本の皮膚科でまつ毛育毛用に許可されているのはこのグラッシュビスタだけです。
ちなみにこれらいくつかのまつ毛育毛剤は、細かく言うと違うのですが、有効成分「ビマトプロスト」が同じなので、効果もほぼ同じです。
詳しく知りたい方はこちらを参照ください。
皮膚科のまつげ美容液の効果はスゴイ
4ヶ月使用で効果が約80%
グラッシュビスタの効果より(外部サイト)
グラッシュビスタのまつ毛育毛効果は、日本でも認められているように、確実性の高いものです。
公式サイトには4ヶ月使用後のビフォーアフターが掲載されていますが、はっきりとまつ毛が伸びているのがわかりますね。
臨床試験では、16週間使用した方のうち、約77.3%で十分な効果が確認されています。
有効成分「ビマトプロスト」の効果
有効成分は「ビマトプロスト」といって、その効果は毛包(毛の根本の組織)に働きかけることで毛の成長を助けます。簡単にいうと、
- まつ毛を太くする
- まつ毛の密度を上げる
- まつ毛を長くする
です。
ただ、これだけを見て、「よし私も使ってみよう!」となるのはちょっと待った方がいいですよ。
効果がある薬には、必ず副作用やデメリットもあるので、それを確認してからでも遅くはないでしょう。
皮膚科のまつげ美容液のデメリット
皮膚科のまつげ美容液のデメリットは主に次の3つです。
- 副作用がある
- 手に入れづらい・値段が高い
- 使用をやめると効果が切れる
副作用がある
まつげ美容液の有効成分「ビマトプロスト」の副作用としては色素沈着、目の充血やまぶたの腫れ、異物感、赤みなどがあるとされます。
参考記事:
中でも一番怖い副作用では、「眼瞼溝深化」というのがあります。
The American Academy of Ophthalmologyより
こちらはほとんど発生はしない副作用ではありますが、目の周りの骨に合わせてまぶたがくぼんでしまう症状で、お医者さんでも治療する方法が現在ありません。
色素沈着なら、まつげ美容液をやめれば数日で治りますが、効果が大きいということは、副作用のリスクもあるということを覚えておきましょう。
医薬品のまつげ育毛剤は、安易に手を出さずまずは病院で相談してみるのがいいでしょう。
参考記事:
手に入れづらい・値段が高い
皮膚科のまつ毛育毛美容液グラッシュビスタは、医療機関で処方してもらう以外手に入れる方法はありません。手軽にネットやドラッグストアで購入することはできません。
お薬というのは、何か悪いところがあって処方されるものです。まつげの場合も「まつ毛貧毛症」という病名があり、それに対するお薬があります。
まつ毛貧毛症でない人が、気軽にクリニックへ行っても医師の判断で処方されないかもしれません。
また、まつ毛の育毛についてはどこの科へいっても保険の適応外になります。
グラッシュビスタはまつ毛専用で認可された薬ですが、5mlで 12000円〜20000円ほどの値段になり、けっこう高額です。(クリニックによって差があります)
使用をやめると効果が切れる
グラッシュビスタの使用中は効果が続きますが、使うのをやめるとだんだんと効果が切れていきます。
1〜3ヶ月で元に戻ってしまうので、使い続けないといけないデメリットがあります。
薬の場合は別の医薬品との相互作用もあるので、ずっと使い続けられない場合も出てきます。
市販やネットで人気のまつ毛美容液はどう?
市販やネットで人気のまつ毛美容液は、
- 意外に効果が高い
- 公的に効果が認められていない
- 副作用はほとんどない
- 価格が安い
という特徴があります。
意外に効果が高い
市販やネットで人気があるまつ毛美容液では、その効果は意外に期待でき、実際に1〜2ヶ月でまつ毛の伸びや密度の違いを実感できている方が多くいます。
公的に効果が認められていない
医薬品以外は効果がないとさげすむ方もいますが、「公的」に認められるハードルはいくつもあり、相当高くなるためです。あなたが信頼できるものを使うと良いと思います。
副作用はほとんどない
また、一般のまつ毛美容液は医薬品よりもっと手軽に使うことができる分、効果はゆるやかで、副作用もほとんどありません。
化粧品であるまつ毛美容液が多いので、ほとんどの場合、副作用を気にせず安心して使えます。
海外製のまつ毛美容液では、一部効果が強く出るものもありますが、医薬品ほどの強さはありません。
ただ、目に近いところに使うので、どちらも安全性には十分気をつけましょう。
一般的に、効果の高い順序として
市販品<ネットで人気の商品<医薬品
その分、安全性では
医薬品<ネットで人気の商品≒市販品
となります。
価格が安い
医薬品のまつげ美容液は1万円以上してしまいますが、一般のまつげ美容液は高いものでも6000円くらい、薬局などで買えるものでは2000円以下のものもあります。
医薬品はそれだけお金がかかるので、ハードルが高くなるかもしれません。
いくつもまつげ美容液を試してきた私としては、効果を出したいのであれば、1本3000円以上の一般的なまつげ美容液がおすすめです。
失敗しないまつ毛美容液の選び方とおすすめの物も、チェックしてみてくださいね。
参考記事:
まとめ
まとめると、
- 皮膚科のまつげ美容液は「グラッシュビスタ」だけ
- グラッシュビスタはクニリックのみで処方される
- グラッシュビスタの効果は4ヶ月で約80%
- 副作用も念の為注意
- 保険は効かないので実費で購入する
という感じでしょうか。
皮膚科のまつげ美容液の効果は高く、信頼性もあるので値段がクリアできる人にはおすすめです。
ただ最近では、ネットで人気のまつ毛美容液も効果は負けてないので、副作用が気になるという人は一度検討してみてもいいかもしれません。
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