まつげ美容液の副作用はこの5つ!対策と人気6商品の危険度判定
まつげ美容液の副作用が心配で、使おうか迷っているという人もいるかもしれませんね。
まつ毛美容液は基本的には安全ですが、それでも製品によって副作用が出てしまったり、間違った使い方が原因で副作用のような症状になってしまうことも。
ここでは、まつげ美容液の副作用についてまとめました。
よく検索されている人気のまつげ美容液についても危険度の検証をしているので、気軽にまつ毛美容液を使用する前に、ぜひチェックしてみてくださいね。
まつ毛美容液は基本は副作用はない「ハズ」
- まつげ美容液は基本的に副作用はない
- まつ毛育毛剤は副作用があるので取扱い注意
- まつげ美容液でも一部副作用があるものも存在
まつ毛美容液は「化粧品」であるものが多く、基本的には副作用はないのが普通です。
化粧品は法律で、「肌を清潔に、健やかに保つ」くらいの効果しかうたうことが許されていないんですね。
強い効果があってはいけない、副作用があってはいけないというルールがあって、まつ毛美容液はこのルールの範囲内で作られています。
じゃあ、まつ毛美容液で副作用を起こしたという事例は一体なんなのでしょうか?それは、次の2つが大きな原因として考えられます。
覚えておきたい「まつげ育毛剤」と「まつげ美容液」
まつげ美容液ではなく、「まつ毛育毛剤」という言い方はご存知ですか?この2つに明確な定義はないのですが、一般的にはまつ毛美容液の中でも、特に医薬品のものをまつ毛育毛剤と呼びます。
まつげ美容液は「まつげのケア・肌の保湿」を主な目的としているのに対し、まつげ育毛剤は「まつ毛の発毛・育毛」を目的としています。
医薬品のまつ毛育毛剤グラッシュビスタ
まつ毛育毛剤はまつ毛貧毛症の方が医師から処方されて使うお薬で、グラッシュビスタやルミガンなどがあります。
有効成分ビマトプロストが配合された、効果が認められている薬なので、強い効果の裏返しで副作用はあるものです。
つまり、まつげ美容液での副作用は、この医薬品成分の「ビマトプロスト」が副作用の原因となっている場合が大半なのです。
効果はとても期待できますが、あくまで薬のため、使用方法や容量を守ることや、長期使用しないというのも大事になります。
「まつ毛美容液」でも強い成分が入れば副作用の危険がある
上で、まつ毛美容液は基本、副作用がないと書きました。でも、その例から外れた例外になっているのがこのタイプ。
「ビマトプロスト」は化粧品に配合できないので、じゃあビマトプロストに似た成分で効果を出そうというまつ毛美容液があります。
その成分が、ビマトプロストによく似た「プロスタグランジン構造類似体」と言われる医薬品成分です。
主に海外で人気のものに多いので、日本人でも「海外のまつ毛美容液がほしい」という方も多いのですが、このタイプのまつ毛美容液も十分に副作用の危険性は持っています。
プロスタグランジン構造類似体では、
- ラタノプロスト
- デクロロジヒドロキシジフオロエチルクロプロスタノールアミド
- トリフルオロメチルデクロロエチルプロステノールアミド
- イソプロピルクロプロステネート
などがあります。
主な商品 | 副作用危険度 | |
---|---|---|
ビマトプロストが主成分のまつ毛育毛剤 | ルミガン、ケアプロスト、グラッシュビスタ、ラティースなど | 高い |
プロスタグランジン構造類似体のまつ毛美容液 | リバイタラッシュ、ラピッドラッシュなど | 高い |
ビマトプロストのないまつ毛美容液 | ディアモストアイラッシュ、エマーキット、フローフシ、スカルプD、など一般のまつ毛美容液 | 低い |
これらを踏まえた上で、副作用をみてみましょう。
まつげ美容液の副作用と気を付けるポイント
まつげ美容液の副作用としてよく言われているものには主に5つのものがあります。
- 色素沈着
- 目の炎症、充血、かゆみ
- まぶたのはれ、赤み
- 眼圧低下
- 眼瞼溝深化
です。
それぞれ原因と対策があるので、まつげ美容液を使う際はチェックしてみてください。
@色素沈着
色素沈着にはいろいろな原因が挙げられますが、表皮の基底層部分にある「メラノサイト」が刺激を受けることで、メラニンを生成させてしまい、その結果、まぶたや目の周りが茶色く変色したように見えてしまうというものです。
色素沈着はまつ毛美容液の成分や、塗り方によっては出ることがあります。
色素沈着が起きている場合は、ビマトプロストの影響や、その他まつげ美容液の成分が強い可能性や、塗る量が多すぎる可能性があります。
その美容液をやめたり、まつげ美容液を減らすことで色素沈着は治ります。色素沈着が消えるまではアイメイクなどで隠すようにしましょう。
ちなみにビマトプロストでは、19%の人に色素沈着が出ているという報告があるようです。(点眼した場合)
色素沈着に関してはこちらで詳しく書いているので参考にしてみてください。
A目の炎症、充血
次に目の炎症、充血ですが、ビマトプロストはもちろん、目に美容液が入ってしまったり、肌が弱かったりするとこれらの症状が出てしまいます。
目に入らないように気を付けるのはもちろん、肌にまつげ美容液が合っていないのであれば使うのをやめなければいけないかもしれません。
ちなみにビマトプロストを点眼した場合は、45%の人に充血が出ているようです。
目の炎症や充血は、一時的に炎症が出ているだけの可能性もあるので、数日やめてみたり、量を減らしたり、塗る回数を減らしたりして対策することも可能です。
Bまぶたのはれ、赤み
まぶたのはれ、赤みは、美容液と肌が合わないときの副作用です。
美容液中の一部の強い成分や、敏感肌の方は起こる可能性があります。まぶたのはれ、赤みなどが出たら使用をやめるようにしましょう。
C眼圧低下
眼圧低下は医薬品の成分であるビマトプロストによるもの。
ビマトプロストは緑内障の薬の有効成分で、眼圧を低げる効果があるので、副作用というよりはむしろ正常な効果です。
ビマトプロストの配合されていないまつ毛美容液であれば全く問題ありません。
まつ毛美容液と呼ばれる化粧品では、まず心配する必要はありません。
D眼瞼溝深化
The American Academy of Ophthalmologyより
目の周りの骨に合わせてまぶたがくぼんでしまう症状です。これは色素沈着などより問題で、見た目もひどくなってしまい怖いですね。
こちらは病院へいっても治す方法がいまのところなく、副作用としては一番深刻なものの1つです。こちらも有効成分ビマトプロストの副作用です。
「まつ毛美容液で失明」はウソ!
「失明」と言われると怖いですが、失明の副作用は強い薬であるビマトプロストでさえも、これまで報告がなく、噂のレベルです。
中には「失明が副作用としてある」と書かれているサイトもありますが、これは、ビマトプロストと他の薬の組み合わせによっては、視神経にダメージを与える可能性もあり、その結果、視力低下や失明が起こる可能性もありえる(という恐れ)というものです。
また、ルミガンなどの目薬はもともと緑内障の治療薬。緑内障は場合によっては失明する危険もあるため、これが副作用と勘違いされたという見方もあります。
医薬品はもちろん取扱に注意が必要ですが、まつ毛美容液の範囲内で失明が起こることはまずありません。
まつげ美容液を安全に使うためのチェック
- ビマトプロストが必要かどうか検討する
- 使用量、使用方法を守る
- 肌に良くない成分を避ける
- 口コミをチェックする
- パッチテストをする
まつげ美容液の副作用が気になる方、安全に使用したい方は、購入する前にこのあたりをチェックしましょう。
1.ビマトプロストが必要かどうか検討する
まずは本当にビマトプロストに頼るべきなのかを検討することです。
簡単に海外のまつ毛美容液や個人輸入などに手を出すのはおすすめできないし、安全なまつげ美容液だと思っていても、上記のビマトプロストに似た成分が入っていては同じことです。
効果が大きい分、副作用のリスクもあることを含めて検討しましょう。
2.使用量、使用方法を守る
医薬品はもちろんのこと、まつげ美容液は効果をもとめて作られています。
なので、たくさんつければいい、頻繁に塗ればいいというわけではなく、1日の使用回数や使用する量、方法を守るのは大切です。
不安な方は、最初は推奨されている量より少なめにして様子を見ながらだんだん増やしていく方法がおすすめです。
3.肌に良くない成分を避ける
まつ毛美容液では一部を除いて安全性が高いですが、その中でも植物由来の美容成分がアレルギーの原因になったり、防腐剤や抗菌剤の成分が肌トラブルを起こしたりという可能性はあります。
日本で販売されている以上、極端に悪いものはありませんが、以下のような成分がなるべく配合されていないものを選ぶと、副作用リスクが下がります。
- エタノール
- PG、DPG
- 防腐剤...◯◯パラベン
- 石油系界面活性剤...ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Naなど
- 鉱物油...ミネラルオイル、パラフィン、ワセリンなど
- シリコン...○○ポリマー、○○メチコンなど
- 着色料
- 合成香料
- グルテン
- 紫外線散乱剤
- 紫外線吸収剤
安全性が高く、人気もあり、おすすめできるまつ毛美容液を文末に載せているのでチェックしてみてくださいね。
4.口コミをチェックする
楽天やAmazon、@コスメなど、口コミがわかるサイトは多数あります。
製品の副作用が気になる方は、できるだけ悪い口コミを中心にチェックしましょう。
当サイトの人気商品のページにも悪い口コミも多く載せています。
5.パッチテストをする
まつ毛美容液に限らずですが、目の周りは皮膚が薄いので、少しの量でもひどくなることもあります。まつげやまぶたに塗る前に、パッチテストで確かめるとより安全です。
パッチテストの手順
「パッチテスト」は目立たない場所に実際の美容液を塗って、肌に異常が出ないか様子をみる方法です。
次の手順で行いましょう。
- 腕の内側など、皮膚の柔らかい場所に1円玉くらいの美容液を塗る
- 30分後に異常がないかチェックする
- そのまま48時間おいて再度チェッックする
- 異常がなければ使用OK!
気になる人気まつげ美容液の副作用危険度チェック!
じゃあ世の中で人気のまつげ美容液たちの副作用の危険度はどれくらいあるのか、チェックしてみたいと思います!
チェックするのは、こちら。
いま日本で副作用への関心が高いまつげ美容液のベスト6です!
- フローフシ THEまつ毛美容液
- キャンメイク まつ毛美容液
- スカルプD まつ毛美容液
- エグータム まつ毛美容液
- ルミガン まつ毛美容液
- DHCまつ毛美容液
この中だとルミガンだけがまつげ育毛剤なので明らかに副作用の危険度は高いです。その他はまつげ美容液なので基本副作用なし、細かく知りたい方だけこの先をどうぞ↓
フローフシ THEまつ毛美容液
水、BG、グリセリン、ペンチレングリコール、ガーネット末、ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド、ヒトオリゴペプチド-1、ヒトオリゴペプチド-13、ヒトオリゴペプチド-9、パンテノール、ビオチノイルトリペプチド-1、オクタペプチド-2、アセチルテトラペプチド-3、アカツメクサ花エキス、オリゴペプチド-24、オリゴペプチド-20、加水分解ケラチン、水溶性プロテオグリカン、ハチミツ、水溶性コラーゲン、ヒアルロン酸Na、加水分解エラスチン、グルコシルセラミド、アラントイン、オタネニンジン根エキス、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス、カミツレ花エキス、α-グルカン、デキストラン、レシチン、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー 、キサンタンガム、塩化Na、リン酸Na、水酸化K、ペンテト酸、フェノキシエタノール
フローフシ THEまつ毛美容液は、アイクリーム併用型になっているので、副作用には気を使っている感じです。
まれにガーネット末が刺激となる方がいるようです。また、ポリマーはそんなに心配することもありませんが、一応含まれています。
口コミ・効果はこちら
フローフシ THEまつ毛美容液の口コミ・効果
キャンメイク まつ毛美容液
水、BG、エタノール、ジグリセリン、ヒドロキシエチルセルロース、(VP/VA)コポリマー、カルボマー、メチルパラベン、水酸化K、ポリソルベート80、グリセリン、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、パルミチン酸アスコルビル、酢酸トコフェロール、サクシニルグリチルレチン酸2Na、加水分解シルク、ステアレス−20、加水分解エラスチン、センブリエキス、アルゲエキス、オタネニンジン根エキス、ビワ葉エキス、加水分解コラーゲン、セージ葉エキス、加水分解コンキオリン、パンテノール、オランダガラシ葉/茎エキス、N−ヒドロキシコハク酸イミド、デキストラン、ビオチノイルトリペプチド−1、アセチルテトラペプチド−3、アカツメクサ花エキス、クリシン、パルミトイルオリゴペプチド、パルミトイルテトラペプチド−7、オクタペプチド−2、デカペプチド−4
キャンメイク まつ毛美容液はエタノールが肌刺激の高い成分です。ポリマー、パラベンもあるので、肌に合わない方もいそうです。
口コミ・効果はこちら
キャンメイク ラッシュケアエッセンスの口コミ・効果
スカルプD まつ毛美容液
水、BG、ペンチレングリコール、グリセリン、ビオチノイルトリペプチド‐1、オリゴペプチド‐20、アセチルデカペプチド‐3、オクタペプチド‐2、ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド、シスチン、オタネニンジン根エキス、酢酸トコフェロール、グリチルリチン酸2K、サリチル酸シランジオール、パンテノール、水溶性ケラチン(羊毛)、加水分解シルク、グルコシルセラミド、加水分解コラーゲン、グルタミン酸、白金、α‐グルカン、アクリレーツコポリマー、カルボマー、炭酸水素Na、酸化銀、ホウケイ酸(Ca/Na)、水酸化K、フェノキシエタノール
スカルプDのまつ毛美容液「ピュアフリーアイラッシュセラム」ですが、心配な成分ほとんどなく優秀です。
まれにピロリジニルジアミノピリミジンオキシド、サリチル酸シランジオールが刺激となる方がいるようです。
口コミ・効果はこちら
スカルプD ピュアフリーアイラッシュセラムの口コミ・効果
エグータム まつ毛美容液
水、加水分解ムコ多糖、ヒアルロン酸Na、カプリリルグリコール、ヘキサペプチド-2、パルミトイルペンタペプチド-4、乳酸Na、PCA-Na、ソルビトール、プロリン、リン酸Na、ビオチン、チャ葉エキス、オタネニンジン根エキス、イチョウ葉エキス、塩化Na、パパイア果実エキス、ブドウ種子エキス、シルクアミノ酸、フェノキシエタノール、、ホクベイフウロソウエキス、カンゾウ根エキス、パンテノール、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、ポリソルベート20、TEA、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、イソブチルパラベン
美容室専売のまつ毛美容液「エグータム」は、おおむね優秀。
量は少ないですが、ポリマーとパラベンが刺激となる可能性はあります。
口コミ・効果はこちら
エグータム まつ毛美容液の口コミ・効果
ルミガン まつ毛美容液
ビマトプロスト 成分濃度0.03%
ルミガンはこのページで書いたように、効果も副作用リスクも高いまつげ育毛剤です。
口コミ・効果はこちら
ルミガン点眼液のまつ毛育毛効果
DHCまつ毛美容液
水、BG、アロエベラ液汁、フェノキシエタノール、カルボマー、AMP、キサンタンガム、アラントイン、センブリエキス、プラセンタエキス、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス、コンフリー葉エキス、オランダガラシ葉/茎エキス、オリーブ葉エキス、オタネニンジン根エキス
DHCのまつ毛美容液、DHCアイラッシュトニック。アロエベラ液汁がまれに刺激となることがあるようです。
ポリマーがありますが、そんなに心配するようなものではありません。
口コミ・効果はこちら
DHCアイラッシュトニックの口コミ・効果
人気まつげ美容液の副作用リスク
まとめるとこんな感じになります。
- フローフシ THEまつ毛美容液...ほぼなし
- キャンメイク まつ毛美容液...エタノール注意
- スカルプD まつ毛美容液...ほぼなし
- エグータム まつ毛美容液...少ないがパラベン注意
- ルミガン まつ毛美容液...副作用あり
- DHCまつ毛美容液...ほぼなし
副作用がほとんどないのが「まつげ美容液」
ここまで書いたように、副作用として軽いものもあるので、100%副作用なしというのは見つからないかもしれません。
ただ、上に書いたように
- 強い医薬品成分が配合されていないこと
- 肌に良くないエタノールなどが配合されてないこと
- 日本人に合った日本製のものを選ぶこと
をしていれば、基本的には安全性はかなり高くなります。
効果が高いかどうか、値段が安いかどうかだけでまつ毛美容液を判断するのではなく、安全性も考慮して使うまつげ美容液を決めたいですね。
まつ毛美容液 おすすめランキングから抜粋の筆者おすすめ2選!
まつ毛美容液 おすすめランキングの中で、副作用の心配のないまつ毛美容液の筆者のおすすめを2つだけ抜き出しました。
刺激成分不使用で安全性が高いまつ毛美容液。
それだけでなく、キャピキシルやワイドラッシュなど、効果を求める人でも納得できる「成分が全部入り」。といってもいいくらい配合されているまつ毛美容液です。
上で出てきたまつ毛美容液の超人気商品「エグータム」の姉妹品で、こちらも人気商品です。
パラベンがあって完璧ではないですが、濃厚な美容液で、より効果を求める人に選ばれています。細筆タイプで塗りやすく、マツエク使用者さんにもおすすめです。